ソーラーパネルをルーフにマグネットで固定する時の注意(実体験)

DIY

ソーラーパネルの種類

取り付けるソーラーパネルがアルミ枠の分厚くて固いタイプなのか、フレキシブルパネルと呼ばれる柔らかいタイプなのかにもよりますが、ソーラーパネルを車のルーフに取り付ける場合、いくつかの方法があります。

アルミフレームタイプ

アルミフレームのタイプは分厚くて大きく重量もあるため、取り付けには何かしらの架台が必要。
一般的にはルーフキャリアを使うことが多いと思います。
ルーフバーに取り付けたり、キャリア上に乗せたりして固定します。
キャンピングカーなどは専用台を使って直接取り付ける場合もあります。

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フレキシブルタイプ

フレキシブルタイプは厚さ3mmぐらいのプラ素材の板で、ある程度の湾曲に耐えることが出来ます。
ヨットや船舶用として販売されていて、船の本体に張り付けて使う用途となっているようです。
四隅に穴が開いており、ロープで固定するようになっていたりします。
フレキシブルタイプの中には、フィルムのように薄い物もありますが、値段がとても高い。

車のルーフにマグネットで直接固定するなら、このフレキシブルタイプとなります。

マグネットでの固定は簡単

配線をどうするかはとりあえず置いといて・・・
マグネットをフレキシブルパネルの裏に張り車のルーフに乗せればそのままピタっと付くので、穴をあけたり架台を用意したりする必要が無くとても簡単に固定出来ます。
フレキシブルなのである程度の曲面でも関係なく乗せられますからね。

実際、フィットのルーフにはマグネットシート(一部両面テープ)で取り付けていました。
50Wのパネルなので固定はこれで十分でしたが、これで後々痛い目にあいました。

マグネットシートは劣化する(サビる)

劣化を考えていなかったわけではないですが、まさかの事態は予想していませんでした。

マグネットシートは、ずっと貼っていると雨や日光での高温によって劣化していきます。
そして、マグネットを車体にずっと張り付けていると、間に溜まるゴミや水分によってサビが発生してきます
定期的な掃除やメンテナンスをしていればいいかもしれませんが、ルーフに固定したソーラーパネルを定期的に外すなんてことするわけないので、どんどん劣化が進んでいくことになります。

結果、自分の場合、いざソーラーパネルを外そうとした時に

全く剥がれませんでしたΣ(゚д゚lll)

マグネットのくせに剥がれない(・_・;)タイヘンダ
もしかして両面テープで取り付けてたのか?と思うほど(両面テープで付けていた方が良かったよ)

劣化により車体表面の塗装とマグネットがあちこちで癒着しているような状態になっていました。
剥がすために、ヘラを使ってそぎ落とすしか無く、剥がした痕をコンパウンドやコーティング剤で復元させるという大変な作業になってしまいました。

まぁ、そもそも車は乗り潰すつもりでいたので、最初は剥がれなくなってもいいやって思っていたんだけど(^^;
車体にキズを付けたくない場合、乗り換える予定のある場合、上記理由により自分はマグネットでの固定はあまりオススメいたしません。

今の車(VOXY)ソーラーパネルもマグネットで固定しているが

実は今もマグネットで固定していますが、マグネットの種類や付け方が全然違います。
マグネットシートは上記の通り、後々大変な状態になる恐れがありますからね。

今のVOXYではルーフ形状の関係もあって色々考えた結果、ネオジム磁石を使って設置しています。

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マグネット部には、キズ防止と張り付き防止のため、透明の傷保護フィルムを貼っています。

使い方によって考えよう

例えばアウトドアで一時的にソーラーパネルを使うとかであれば、マグネットシートを使うこともアリだと思いますが、固定した状態で長期間使うということであれば適さないと思います。
使う場面に合わせて。固定方法は考えた方が良いと思います。

とにかくマグネットシートを車体に長期間貼り付けたままはやめましょう!

と言いたいのです。

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